2016-08-18から1日間の記事一覧

人材紹介会社のメリットとビジネスモデル

転職エージェントとは厚生労働大臣の許可を受けた民間の職業紹介会社のことです。この許可は比較的簡単に取得可能で、大手企業はもちろん、資本金の少ない中小企業でも人材紹介業を行っております。これによって同じ転職エージェントであっても会社規模によ…

【宅建】債務不履行

債務不履行とは、債務者が正当な理由がないのに債務の履行をその内容どおりに行わないこと、つまり、約束どおりの履行をしないことをいいます。債務不履行だけで丸々4肢でも、肢の1つとしてでも至る所で出題されます。少し複雑ですが、非常に重要ですので…

瑕疵担保責任とは?

売買の目的物に「隠れたる瑕疵(かし)」がある場合には、買主は、売主に対して契約の解除や損害賠償の請求ができます。 瑕疵担保責任を追及するためには 1 売買目的物に「瑕疵」があること 「瑕疵(かし)」とは、その種類のものとして通常有すべき品質・性…

【宅建】請負

請負とは、当事者の一方(請負人)がある仕事の完成を約束し、相手方(注文者)がその仕事の結果に対して報酬を支払うことを約束する契約をいいます。まず、契約書の作成は必要ない諾成契約という事を覚えておいてください。口頭の約束だけで成立します。で…

【宅建】取得時効と消滅時効

■取得時効・所有の意思をもって平穏かつ公然に占有する・占有者が占有のはじめ善意無過失のときは10年、そうでないときは20年占有する「所有の意思」=借主や預り主としての占有を含まない。「平穏かつ公然」=荒っぽくなく、堂々と。「10年」=他人の物であ…

【宅建】弁済と相殺

■弁済とは債務者が約束の債務を果たし、債権者の債権が目的を実現し消滅すること■要件弁済すべき者が、弁済を受ける者に対して、約束(契約・法律で定められた)の債務を、定められた場所で、定められた時期に、定められた方法で、なされること。■弁済すべき…

【宅建】代理制度について

代理とは、「他人の行為」によって、自分が効果を受ける制度をいいます。その最も大きな特徴は、普通は法律行為をする者とその効果を受ける者とが同一であるのに対し、これが分かれているという点です。よって、3名の人物が登場します。他人(=代理人)の…

【宅建】追認について

追認とは、取り消すことができる行為を取り消さないものと決める意思表示です。つまり、取消権の放棄を意味します。追認がなされると、法律行為は有効に確定します。契約の相手方は、その行為を追認するのかどうか、催告することができます。では、追認の詳…

【宅建】無効と取り消しについて

契約が無効となる場合公序良俗違反原始的不能意思無能力心裡留保虚偽表示錯誤契約が取り消しうる場合行為無能力詐欺強迫前ページまででこれらの解説をしてきました。これからも代理などで無効や取消がでてきますが、少し難しくなってきますので、とりあえず…

【宅建】詐欺と強迫

■詐欺とは他人をだまして錯誤に陥らせ、それに基づいて意思表示をさせること■強迫とは他人に恐怖を与え、その恐怖によって意思を決定、表示させること■AがBさんに詐欺または強迫を行った場合詐欺:Bさんは常にその意思表示を取り消すことができる強迫:B…

【宅建】意思の不存在

■心裡留保(しんりりゅうほ)これは簡単に言うと、冗談・自作自演です。例えば、売る気がないのに「売る」と言ったり、契約書に署名したりすることです。その効果ですが、原則的に冗談では済まされません。契約は有効に成立してしまいます。安全な取引のため…

【宅建】制限行為能力者とは

■制限行為能力者の種類制限行為能力者とは、文字通り行為能力が制限された者、判断能力が不十分な者を指します。10年ほど前までは無能力者と呼ばれ、差別的ということで現在の名称となりました。未成年者:満20歳未満の者成年被後見人:精神上の障害により事…

【宅建】未成年者の権利能力

子どもから20歳未満の未成年者の権利能力についてお話します。すべての自然人と法人には権利能力が認められるというお話をしましたが、実はその権利能力が認められるためには、「個人の意思」が必要とされます。自分に与えられた権利や義務の意味が理解でき…

【宅建】胎児の権利能力は何があるのか

「権利能力とは、胎児にも認められるのか?」これがここでの論点です。近年難しくなってきている宅建試験では、十分に出題が予想される問題です。しかし簡単ですので、ここで覚えてしまってください。結論といたしまして、自然人の権利能力は、「出生」によ…

【宅建】民法について

まず、民法が制定された理由について解説しておきます。法律ができた大前提を知っておけば、全ての条文がとても理解しやすくなります。民法の原則として、「権利能力平等の原則」「所有権絶対の原則」「私的自治の原則」「過失責任の原則」があります。これ…